アフリカのマラウイで1ヶ月くらい生活するとこうなる!
僕にとって初めての海外生活。それがマラウイだ。
よりによってなんでこんなマイナーな所をチョイスしたのか自分でもよくわからないけど、とりあえず1ヵ月が経過したので振り返りの意味も込めて書き留めておきたい。
思ったよりヒマになった
僕らは建築士としてマラウイに来た。
日本ではは日々、目にするアフリカのポジティブなニュースから急成長している様子が伺え、ワクワクしていた。
「きっとマラウイに行って建築の仕事を始めたら忙しくなるのだろう」そんな事を想像していた。
しかし、フタを開けてみるとヒマである。
ヒマという概念も人それぞれ違うと思うが、前の会社では毎日終電まで仕事をしていたし、日本で起業をした後もしょっちゅう朝まで作業をしていたので、より一層ヒマに感じているのも確かだろう。
マラウイ人は基本的にのんびりしているので同じスピード感で仕事ができないというのももちろんあります。
しかし、レジスター関係で仕事をしたくてもできない状態が続いているのも事実です。
ビジネスパーミッション(労働許可証)の申請に時間がかかる
マラウイで仕事を始める為には、このビジネスパーミッション(労働許可証)が必要になる。そしてその労働許可証にはたくさんの書類が必要になる。
例えば、、、
・卒業証明書
・犯罪経歴証明書
・パスポート
など・・・。
そしてこの中で最も厄介なのが犯罪経歴証明書だ。
これは警察署が発行する「自分が犯罪をしていない事の証明書」である。
通常、日系企業がよく進出している国では、数週間で許可が降りるらしい。
しかし、マラウイのようなほとんど前例のない国では、「警察署と外務省が許可を下す」ので時間がかかる。
その期間なんと3ヶ月!今は申請をして待っている状態です。。。
気が短くなった
マラウイに来てから色々な問題に直面して、物事が計画通りに進む事がほとんどない。
今は問題が起こっても気にしない様に少しづつ慣れて来たが、最初の頃はひどかった。
例えば、
・停電・インターネットの問題で仕事が進まない(インフラ系ストレス)
・マラウイ人が約束を守らない(人間系ストレス)
この中のインフラ系ストレスは、たまにだったら良いのだが、3日のうち2日間は電気が止まり、インターネットが使えない状態になる。
1時間で終わる作業が1日かかってしまったりという事が多々あった為、相当なストレスになっていた。
このストレスから解放されるには諦めるという事が大事です。
諦めるのも癖になるまで時間がかかります。
最初の頃は諦める事が出来ずに「なんでこんな当たり前の事が出来てないの?」「無駄な時間を返せ!」という感情を抱いていました。
しかし、自分ではどうしようもない問題はやはり諦めることにしました。
イラっとした時も「自分ではどうしようもない」と言い聞かせ、今では癖になった為、イラっとする事もなくなりました。
しかし未だにイラっとする事があります。
それは約束を守らないし、その時に言い訳を必ずしてくるマラウイ人への人間系ストレスである。
それもたまにであれば良いのですが、身近な場面でも頻繁に起こります。
例えばレストランに行った時
「何の料理がある?」
↓
「ビーフとライスがあるよ」
↓
「いくら?」
↓
「1000MKWだよ」
↓
「じゃあそれ1つ」
↓
「今焼いてるから5分かかるよ」
↓
「いいよ」
↓
40分経過、、、
↓
「あのー、まだですか?」
↓
「すみません、ビーフなかったわ、チキンならすぐできるよ」
↓
「先に言えよ!!!」
↓
言い訳する,,,
↓
「じゃあそれ1つ」
↓
食後、、、
↓
「あのーお会計しても良い?」
↓
「1500MKWだよ」
↓
「さっき1000MKWって言ってたよね?」
↓
「チキンの方が少し高いから」
↓
「先に言えよ!!!」
↓
言い訳する,,,
↓
「じゃあこれ2000MKW」
↓
「お釣りがないので1500MKWちょうだい」
↓
「2000MKWしか持ってないよ」
↓
「じゃあ両替するので少し待ってて」
↓
20分経過….
↓
「お釣りまだ?」
↓
「ああこれね、ほい」
↓
「あるなら早く渡せよ!」
↓
言い訳する,,,
こんな感じでランチを食べるにも一苦労。
マラウイ人は「日本では言わなくてもやってくれるだろう」という空気感や忖度は存在しない。
コンピューターのプログラミングみたいに、全ての行動に対して指示をしないとやってくれない。
今はこのストレスと戦っているが、これも徐々に慣れつつある。というより慣れるしかない。
以上です。