ケニアのスラム街に行ってみた〜ナイロビ番外編③〜
ケニアだけではなく、アフリカの各国にはスラム街が存在する。
スラム街と聞くと低所得者の「可哀想な人たち」という印象が少なからず存在するだろう。
しかし、実際に行ってみるとそんな事はなく、活気に満ち溢れ、自由で素晴らしい場所だった。
スラムの場所!
ナイロビから車で1時間ほどで到着します!
場所はこの辺りなのですが、地図がないのでよく覚えていません!
行かれる方は誰かと一緒に行く事をお勧めします!日本人でガイドやっている方もご紹介できます!
Uberでスラムの入り口まで行き、そこからは徒歩。中は道路の舗装があまりされていないので車で通り抜けるのは難しいとの事でした。
スラムに到着!
Uberを降りるとなんだか独特の匂いがする。
「なんだこの匂いは」と聞いたら、「スラムにはナイロビのゴミが集まっている」というのを聞いた。確かにかなり遠くにカラフルな山のような物が見える。
それがゴミの集積所らしい。本物の山と勘違いするくらい巨大なゴミ山が遠くにうっすらと映っていた。
「そこに行ってみたい」と案内人に頼んだが「そこは危険だから行く事は出来ない」と言われた。
残念だったが、確かに考えてみれば、ゴミ山でゴミを集めて商売をしている人もいる中で、綺麗な格好をしたアジア人が来たら抵抗があるのは当たり前だろう。
スラムの中を回る!
スラムの中に入ると、露天商がたくさんいた。
ナイロビ市内から調達した物をお店に並べて販売したり、レストランもあった。案内人にお勧めのレストランに連れて行って貰った。
このレストランでは牛タンのスープを80円くらいで食べられるという事だった。早速食べてみたが、本当に美味しかった。
「なぜこんな高級な食材を仕入れているの?」と聞くと、「ケニア人は牛タンは食べないから捨てられる」と言っていた。
日本人の僕は牛タンが物すごく好きなので、勿体無いと感じた。
街の雰囲気!
街の中はとても活気にあふれていた。
しかも、みんなフレンドリーで笑顔が絶えない。スラムの中は1つの集落のような物でだいたい名前を言えば誰なのかわかる。
スラムの中にもメインストリートのようなお店が並ぶエリアがあり、ナイロビで買うのと同じくらいの品数を買う事が出来ていた。普通に楽しくていい場所。
スラムの専門学校に訪れる!
スラムの中を歩いていると学校が見えて来た。
これは案内人も関わっていたプロジェクトのようで中を観させて貰った。
学校には、ミシン、美容師、アートなど、特技を身につけて働き口を探している人達がたくさんいた。みんな一生懸命学んでいた。その日は休日だったが、平日はみんな他の学校に行ったり、働いているとの事で、空いた時間をこのような職業訓練の時間に使っている。
僕も楽しくて、子供達と一緒に絵を書いていた。
しばらくすると、大きなカメラを持った白人が複数人入って来た。聞いてみると、今はアートの展覧会をしているらしい。
確かに廊下に出ると綺麗な絵が並んでいる。そもそもこの学校はヨーロッパのNPOが主体になって作ったらしい。
スラムに行く時に気をつける事!
1.むやみに人を撮影してはいけない
当然だが勝手に撮影するのはよくない。「写真撮ってもいいですか?」と聞いてから撮らないと、場合によっては金品を要求される事もあるので注意が必要です。
2.荷物は最小限に抑える
大きなカバンを持っていると色んな物が入っていると思われる為、狙われやすい。できるだけ小さなバッグで行く事をお勧めする。現金も必要最小限に抑え、他の荷物は安全な場所に置いておく。
3.知っている人と行く
スラムに全く知識も経験もない人が1人で行くのは危ない。必ずそのスラムに関わっている人と行く事をお勧めする。日本人の知り合いでもスラムの中で拳銃やナイフを向けられたケースも少なくない。ちなみに今回案内して貰った方も過去に拳銃を向けられた事がある。要注意です。
まとめ!
上記のような注意点を守ればスラムは非常に楽しい場所だと感じた。みんなフレンドリーで自由。
音楽家や芸術家も今回行った場所をよく訪れるらしい。スラムの中に入って来て、聞こえる笑い声や音楽はそこにしかない雰囲気があると感じました。是非行ってみてください!
日本人でツアーをしている人は直接ご紹介するのでご連絡ください!
以上、「ケニアのスラム街に行ってみた~ナイロビ番外編③~」でした~!