アフリカのマラウイで必要な予防接種とマラリア予防薬まとめ
マラウイに行く前には予防接種を受ける必要があります(義務ではないが100%受けてから行くことをオススメします)。しかし、この予防接種の中には、期間を置いて3回接種しなければならないワクチンもあります。しかし、3回接種するには、半年程度必要になるワクチンもあるので完璧に接種を受けた状態で行くのは困難なケースが多いです。
そのようなケースでも日本に滞在している期間に極力受けた方が良いとのこと。「例え3回が推奨されているワクチンでも2回受けられるのなら受けた方が感染病の確率は格段に減る」という事を私が予防接種を受けた医師から教わりました。
アフリカで必要な予防接種一覧は下記の通り(厚生労働省検疫所参照、2017.11月現在)
アフリカのマラウイで必要な予防接種
■A型肝炎・・・最低2回
初回接種、2回目接種(2週間~4週間空ける)で有効
2回目接種から6ヶ月後に追加接種(3回目)を受けて5年間有効
■B型肝炎・・・最低2回
初回接種、2回目接種(4週間空ける)で有効
2回目接種から6ヶ月後に追加接種(3回目)を受ける(免疫期間は不明)。
■破傷風・・・最低2回
初回接種、2回目接種(3週間~8週間空ける)で5~10年間有効
■狂犬病・・・最低3回
・国産ー初回接種、2回目接種(4週間空ける)、3回目接種(6ヶ月~1年空ける)で有効(免疫期間は不明)。
・外国産ー初回接種、2回目接種(1週間空ける)、3回目接種(4週間空ける)で有効(免疫期間は不明)。
■黄熱・・・1回のみ
1回の接種で10年有効。
※マラウイは必須ではありません(2018.5.24追記)
アフリカのマラウイで必要な予防接種まとめ
予防接種の料金
続いて接種に必要な料金はこんな感じです(あくまで私が日本で受けた新横浜整形外科リマウチ科でかかった料金です)。
予防接種については以上です。
続いてマラリアの予防薬についてです。
マラリア予防薬
日本で買えるマラリアの予防薬は主に3種類あります(他の国ではもっと種類があるらしい)。
■マラロン
1日1錠の薬。副作用が少ないが高い。
調べた範囲だと1錠で483円~972円。
毎日飲む必要があるので高い。
筆者は最初これを飲んでいたが副作用もなく、マラリアにもかからなかった。
■メファキン
1週間1錠の薬。副作用が強いらしいが1週間に1錠なので安い。
調べた範囲だと1錠で827円~1620円。
筆者は飲んだことがない。
■ビブラマイシン
1日1錠の薬。副作用が少しあるが安い。
1錠で21円。なぜこんなに安いのか聞いたところ、この薬は風邪などの抗生物質でも使われていて大量に消費されているとのこと。しかし、国の指定したマラリア予防薬ではないらしい。
筆者は現在これを飲んでいる。副作用はなく、マラリアにはかかっていない。
マラリア予防薬の料金まとめ
筆者が調べた関東近辺の病院の予防薬の値段はこんな感じ(2017.6時点、空欄は取り扱いなし)
※薬以外にも診察料がかかるので注意してください。
まとめ
筆者がビブラマイシンを選んだのは、仮に国が定めているマラリア予防薬のマラロンやメファキンでマラリアになったとしても、保険がある訳でもなく、「国が指定する」というメリットがないと感じた。
それよりも国が定めていなくても(そもそも何を基準に予防薬と認定しているのかも不明)、安くて、効果のある薬が良いと思いました。結果的に副作用もなく、マラリアにもかからず生活をしています。
ビブラマイシンは、調べた限りでは、新宿にある国立国際医療研究センターにしかなかったのでそこに行きました。
以上です。